手術の際に使う基本の「武器」
今回は、手術で使う道具(=武器)について、代表的なものを紹介します。実際にはもっと多くの道具がありますが、ここでは「手術をしたら必ず使う」レベルの基本アイテムを厳選して解説します。 メス 外科手術といえば、やはりこれ!と…
外傷診療での一般知識を解説した記事です。ブログの主目的とはやや離れるので、興味がなければ読まなくてもOKです。
今回は、手術で使う道具(=武器)について、代表的なものを紹介します。実際にはもっと多くの道具がありますが、ここでは「手術をしたら必ず使う」レベルの基本アイテムを厳選して解説します。 メス 外科手術といえば、やはりこれ!と…
**注意:**実際の輸血は医療者の判断で行います。ここでは仕組みをやさしく解説します。 輸血は“3つの部品”に分けて考える 1回の献血から、これらを分けて複数の人に届けます(=「1人の献血で最大3人を助けられる」の由来)…
注意:本記事は一般向け解説です。強い出血や不安がある場合は、ためらわずに119へ。 外傷で大きく出血すると、体の中で4つのトラブル(低体温/アシドーシス/凝固障害/低カルシウム血症)が同時に起き、互いに悪化させ合います。…
「止血」と聞くと、医師だけの特別な行為に思えるかもしれません。実は、外傷外科医が行う止血の多くは、皆さんが無意識にやっていること(まず押さえるなど)が出発点です。ここでは、代表的な止血手段をやさしく解説します。注意:本記…
※ブログのメインテーマとは異なるので、読み飛ばしてもOK 鋭的損傷(えいてきそんしょう) とがった/切れる道具で “スパッ・ズブッ” と傷がつくタイプ。 鈍的損傷(どんてきそんしょう) 硬いものに強くぶつかって “ドンッ…
はじめに 外傷診療の現場でも、医師は漫画のキャラクターのように様々な“武器”(=道具・検査)を使います。ここでは、外傷の初療でよく使う武器をやさしく紹介します。手術道具はマニアックなため、ここには入れていません。 ※ブロ…
原則:命に関わることから順番に 世の中のすべての物事に決められたお作法があるように、外傷診療にも決められた順序があります。 外傷診療の基本は、まず一次評価(Primary survey)で生命の危険をつぶし、落ち着いたら…
実際の診療では、救急隊から患者さんの情報が入り、受け入れ準備を進めます。救急隊からの情報伝達の際に、伝えてほしい内容が毎回異なると、困りますよね。今回は、救急隊からの情報伝達の際に使われる医療者共通のことばであるMIST…