外傷診療解説

外傷診療解説

【外傷総論】外傷における血管の結紮(けっさつ)判断の原則:どこまで縛っていいのか?

導入文・リード:激しい出血を伴う外傷や緊急手術の現場で、私たちは一瞬で究極の判断を迫られます。「この血管は**結紮(けっさつ)**で止血して良いのか? それとも、生命線として何が何でも修復すべきなのか?」・はじめに:体の中で血液を送る「血管...
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【外傷総論】手術の際に使う基本の「武器」

今回は、手術で使う道具(=武器)について、代表的なものを紹介します。実際にはもっと多くの道具がありますが、ここでは「手術をしたら必ず使う」レベルの基本アイテムを厳選して解説します。#ブログのメインテーマとは異なるので、読み飛ばしてもOK。メ...
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【外傷総論】命をつなぐ輸血の仕組み:赤血球・FFP・血小板(緊急時のO型とは?)

はじめに出血時の治療の一つとして輸血というのは一般の方にも知れ渡っている有名な治療ではないでしょうか?献血をして下さる方々の血液がどうなるかも含め、今回は輸血の実際について解説します。※ブログのメインテーマとは異なるので読み飛ばしてもOK。...
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【外傷総論】命を奪う「死の四徴(lethal diamond)」——出血時に起きる4つの悪循環

はじめに出血が持続すると身体の中ではどんな事が起きるでしょうか?いい事が起きるとはなかなか考えにくいとは思いますが、今回は具体的に出血時の4つのトラブルに関して解説します。※ブログのメインテーマとは異なるので、読み飛ばしてもOK大量出血で起...
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【外傷総論】外傷外科医が使う「止血」の6つの手段

はじめに「止血」と聞くと、医師だけの特別な行為に思えるかもしれません。しかし、外傷外科医が行う止血の多くは、皆さんが無意識にやっていること(まず押さえるなど)が出発点です。この記事では、命を救う代表的な6つの止血手段をやさしく解説します。※...
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【外傷総論】鋭的損傷と鈍的損傷ってなに?

外傷総論:鋭的損傷と鈍的損傷の違いを解説外傷と聞くと、皆さんはどのようなイメージがありますか?ニュースで報道されるような、刃物などによる事件なのか、交通事故などがイメージされるでしょうか?大きく分けて、2つの受傷機転(どう怪我したか)が外傷...
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【外傷総論】外傷外科医が診療で使う“武器”たち

はじめに 外傷診療の現場では、医師はまるで漫画のキャラクターのように、様々な“武器”(=道具・検査)を駆使します。ここでは、外傷の初療(初期治療)で命を救うために不可欠な「七つ道具」を、やさしく、そしてちょっと面白くご紹介します! (手術室...
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【外傷総論】実際の外傷診療の流れ〈病院到着後〉— 命を守る「ABCDE」の原則

原則:命に関わることから順番に世の中のすべての物事に決められたお作法があるように、外傷診療にも決められた順序があります。外傷診療の基本は、まず一次評価(Primary survey)で生命の危険をつぶし、落ち着いたら二次評価(Seconda...
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【外傷総論】病院到着前に何が起きている? 救急隊と病院をつなぐ「MIST」

はじめに実際の診療では、救急隊から患者さんの情報が入り、受け入れ準備を進めます。救急隊からの情報伝達の際に、伝えてほしい内容が毎回異なると、困りますよね。今回は、救急隊と病院が命を救うために情報を共有する際の、医療者共通のことばである「MI...