【外傷外科医が解説】コナン第1巻の「氷の包丁自殺」は成立する?――背部“正中”刺創は背骨で止まる問題
導入:あのトリック、外傷外科医的にいちばん気になるのは「刺さる場所」 『名探偵コナン』第1巻の序盤(「アイドル密室殺人事件」)。氷に包丁を刺して固定し、被害者が背中からそこへ飛び込むことで、自殺を他殺に見せかけるトリック…
導入:あのトリック、外傷外科医的にいちばん気になるのは「刺さる場所」 『名探偵コナン』第1巻の序盤(「アイドル密室殺人事件」)。氷に包丁を刺して固定し、被害者が背中からそこへ飛び込むことで、自殺を他殺に見せかけるトリック…
最初に:コナンという“国民的推理漫画”の凄み 『名探偵コナン』といえば、言わずと知れた国民的推理漫画。100巻を超えてなお新しいトリックが生み出され続けるのは、驚異的な創作体力だと敬服しています。 物語の鍵を握る「黒の組…
作品へのひとこと:るろ剣といえば、ジャンプを代表する“刀の漫画” 『るろうに剣心』は、週刊少年ジャンプを代表する金字塔。実写映画や新作アニメも話題になりましたね。個人的には四乃森蒼紫のあのトレンチコート風の装束と、スマー…
今回のテーマ 臨床現場において全身打撲を**「ただの青あざ」**と捉えるのは危険です。 特に高齢者や併存疾患のある患者では、受傷直後は軽症に見えても、時間差で以下の病態が進行し、致死的になるリスクを秘めています。 今回は…
導入:その「痛そう」には、医学的根拠がある 『ゴールデンカムイ』。明治末期の北海道を舞台にしたこの作品で、死刑囚や軍人に匹敵する“脅威”として描かれるのが「ヒグマ」です。 特に単行本2巻などで描かれるヒグマ襲撃シーン。1…
導入:首を撃たれても平然と動く「不死身の杉本」 『ゴールデンカムイ』第1巻。 日露戦争の激戦地で、主人公・杉本佐一は敵の銃撃を受け、左の首を撃ち抜かれます。 普通なら即死、あるいは戦闘不能になりそうな大怪我です。しかし彼…
導入:あのシーンを“外傷外科”の視点で徹底解説 第四次忍界大戦のクライマックス。 読者が絶望したのは、マダラによってナルトの中の九尾(クラマ)が抜かれ、心停止してしまうあの瞬間です。 サクラは「私がいる限り、簡単には死な…
導入:あの名シーンを“外傷外科”の視点で徹底解剖 アラバスタ編。誰もが息を飲んだのは、クロコダイルのフックがルフィの左胸を**「がっつり」**貫通するあの瞬間です。ルフィは血を吐き(喀血)、砂地に倒れましたが、手術の描写…
導入:あのシーンの「致命的」は医学的に正しいか? 人気漫画『ONE PIECE』の序盤に、高所墜落のシーンがあります。主人公のルフィが敵(ジャンゴ)の催眠術にかかり、無防備な状態で崖から頭から真っ逆さまに落下するシーンで…
導入:あの名シーンを“外傷外科”の視点で見たら? 少年ルフィを救うため、片腕を犠牲にした“赤髪のシャンクス”。多くのファンが「かっこいい!」と胸を熱くした名場面です。しかし、現実の医学、とくに外傷外科の視点からは、まった…